1.小児が病気にかかりやすい理由

投稿日 : 2024.10.13


小児は病気にかかりやすく、亡くなる子も多いものです。

ある人の統計では、一般人の死亡については年間千人当たりおよそ25人、つまり40人に一人ですが、一歳未満の場合は200人、つまり5人に一人になるという驚くべき数字です。

このように小児が病気になりやすく死亡者も多いのには、主に2つの理由があります。

一つは、小児自身の生まれ持った発育の事情、もう一つは外的要因です。

そもそも小児の身体の発育は誕生とともに終わるものではなく、身体の重要な部分の発育がその後も続くものであることを知る必要があります。つまり、脳や胃腸だけでなく、そのほかの臓器も誕生時にはまだ十分整っていなくて、年月と共に次第に発育するものです。このような幼児期での臓器の不完全さや、発育の過渡期は発病する好機になる場合があり、これが病気にかかりやすい原因の一つです。

父母に育児の方法についての知識があって、病気にかからないように気を付けられる環境ではその子は元気に育ちますが、知識が十分ない場合、特に経済的に恵まれない状況を余儀なくされた環境では、不潔な部屋で育てたり、消化の悪い食物を与えたり、寒い環境に置いたりせざるを得ないために、子供が普通通りの発育が出来ず、悲惨な病に侵されることが多いものです。私生児では特にいろいろな故障が起きて、死亡する数が増えます。