25.歯が生える時期のこと
投稿日 : 2024.10.16
幼児に歯が生えるのは大切な身体の変化です。
この時期は身体が非常に過敏になって、すこしの刺激に対して驚きやすく、目が覚めやすく、発熱しやすくて、風邪や胃腸病に罹りやすくなります。咳が出たり下痢を起こしたりすることがあります。
また脳の病気を起こしやすいときでもあり、特にこの時期は注意して驚かしたり、騒がしいところへ連れ出したりしないように。そして頭をぶつけたり、ひどい暑さに晒したりしないとか、食べ物にも注意して、風邪などの病気にかからないように注意しましょう。
歯が生える時期は小児によって多少違います。分娩時にすでに歯が生えている子も時々あります。また歯の生える順序も違うものですが、大体次のように生えてきます。
上の歯: 7、5、6、3、2、2、3、6、5、7
下の歯: 7、5、6、4、1、1、4、6、5、7
1番は6か月から9か月に生え、2番はその後4週から9週で生えます。次が3番、そして4番、ここで前歯が出揃います。
続いて、第一小臼歯(5番)は12か月から15か月、犬歯(6番)は18から20か月、第二小臼歯(7番)は20から24か月に生えて、ここで上下20本の乳歯が生え揃います。
この乳歯は、6歳ごろになると生えてきた順に抜け替わり、24~5歳で32本が生え揃います。この歯は乳歯と違ってとても大切にしましょう。
平素口の中をよく洗い、甘いものや冷たいもの熱いものはなるべく避けましょう。なお、乳歯があまりに遅く生える場合や、歯が虫歯になっている、欠けやすいとか、色が変わっている場合は体質が悪いことが多いものです。
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