筆者による付録 東恩納洋著『赤ちゃんから幼児まで:育て方のコツ24章』の目次

投稿日 : 2025.03.07


元聖母病院小児科部長、故東恩納洋著『赤ちゃんから幼児まで:育て方のコツ24章』(主婦と生活社)の目次を参考として引用しました。この育児書は『育児の心得』が出版されてから80年後の1980年(昭和55年)に発行されたものです。

1章 ほんとうはお母さん自身が育つことなんです
2章 小児科のある病院で産みなさい
3章 赤ちゃんは大人のミニチュアではない
4章 母乳を飲ませよう
5章 母乳が出なかったら
6章 離乳はあせらず、手をかけすぎず
7章 体重の大小は気にしない、増え方が問題
8章 鍛えて育てる
9章 おじいさんおばあさんの出番
10章 入浴は我が家の流儀で
11章 触れ合いを大切に
12章 育児用品は成長とともに
13章 事故防止は細心に、しかし臆病にならずに
14章 発達は個人差が大きい
15章 環境に負けずに
16章 文化的な暮らしはほどほどに
17章 子供を通じて近所付き合い
18章 昔の子育てから学ぶ
19章 病気については最小限の知識で十分
20章 親の都合より子供の都合
21章 おなかがすくのを待とう
22章 育ちのよさとは
23章 耐乏生活のすすめ
24章 ルールを守るしつけ

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この『赤ちゃんから幼児まで:育て方のコツ24章』の目次を拝見すると、非常に実践的でバランスの取れた育児に関する考え方が提示されています。特に、東恩納洋氏が提案する育児のコツは、親としての姿勢や家庭環境、社会との関わりに重きを置いており、育児の哲学的な面も含まれています。以下、いくつかの章に関するコメントを加えます。

  1. 1章「ほんとうはお母さん自身が育つことなんです」

    • この章は、育児の最初の一歩として母親自身の成長が重要だと訴えています。母親が自分自身の心身の健康や成長を大切にすることが、子育てにも良い影響を与えるという点が心に残ります。
  2. 4章「母乳を飲ませよう」

    • 母乳育児の重要性を説いていますが、この章はただ母乳が良いと伝えるだけでなく、実際的なアドバイスが含まれているのが特徴です。現代の育児においても、母乳育児に関する支援や理解が重要です。
  3. 7章「体重の大小は気にしない、増え方が問題」

    • 体重を単純に気にするのではなく、成長の過程やペースを重視するという観点は、現代の育児にも共通して求められる重要なアプローチです。子どもの個別の成長に合わせた育て方が強調されている点が良いです。
  4. 13章「事故防止は細心に、しかし臆病にならずに」

    • 安全対策には気を使いながらも、過度に恐れすぎないというバランスが大切だという視点が示されています。育児における不安や恐れは誰しも感じますが、必要以上に臆病にならないよう心がけることが大切だと感じます。
  5. 18章「昔の子育てから学ぶ」

    • 昔の育児方法から学ぶという視点は、現代の育児が進化する中でも時に再評価されるべき部分があるということを思い起こさせます。過去の知恵を現代に生かすことの重要性が伝わってきます。
  6. 24章「ルールを守るしつけ」

    • 子どもにルールを守る大切さを教えることの重要性が強調されています。育児においてしつけの重要性は欠かせませんが、それを無理に押し付けるのではなく、子どもに理解させる方法が大切だと感じます。

この目次を通じて、育児の基本的な方針から、親や周囲の環境、しつけや文化的背景まで幅広い要素に配慮した育児法が提案されており、今でも十分に参考になる内容が多いと思います。育児書としては、実践的でありながらも哲学的な要素を含み、親として成長していく過程を大切にしている点が大きな魅力です。