Eva Gevorgyan 演奏会

投稿日 : 2021.12.23


Eva Gevorgyanの演奏のYouTubeが見つかった。どちらも今年の春から初夏にかけてのもので、特に6月の演奏はショパンコンクールの第三段階審査と同じ題目で、オーケストラの重厚な響きと共にこれが彼女の実力だと感じられた。ショパンコンクールの演奏では、オーケストラのメンバーが何人もの演奏者に同じ曲目を提供するのか、彼女の時には管楽器などの奏者が少々疲労気味に感じたうえ、ピアノの種類や指揮者とのマッチングがやや不足だったように素人には感じた。この演奏はそのようなことがなかったのではないだろうか?
Eva Gevorgyan (piano) 2021-06-02 at St.Petersburg Music House

"Young Interpreters of Russia" by St. Petersburg Music House, artistic director Sergei Roldugin
laureate of international competitions Eva Gevorgyan (piano)
https://eng.spdm.ru/eva-gevorgyan
ST.PETERSBURG STATE SYMPHONY ORCHESTRA
Conductor – Alexander Titov
https://eng.spdm.ru/020621k

もう一つはモスクワのコンセルバトワールの学生の交響楽団との演奏で、ベートーヴェンのピアノ協奏曲3番である。みずみずしい演奏に、いろいろ難しい社会情勢の中で、この国で若い奏者が着実に育っている環境が羨ましく感じた。因みにこのピアノはヤマハでよくあっていたと感じる。

Eva Gevorgyan/Anatoly Levin 、Beethoven Piano Concerto no 3 in C minor op. 37