"A więc sankcje..."(制裁を)

投稿日 : 2022.04.17


2022年2月22日、この2が6個もならぶ特別の日のエッセイ、"A więc sankcje..."(だから制裁を)が、今回の戦争に直接関係する話題を扱ったものの最初かと思います。著者は英国がロシアの銀行5行とオリガルヒ3人に対する制裁を導入した話題を取りあげていて、その後については『ロシア軍が公式にウクライナの国境を越えたかどうかによる』と述べています。
そして、

"Można odnieść wrażenie, że w niektórych kuluarach światowej polityki prowadzone są dyskusje nad tym, co jest obecnie granicą - porozumienia mińskie mówią, że Donieck i Ługańsk należą do Ukrainy, ale od wielu lat regiony te są pod kontrolą rosyjskich separatystów. Nawet politycy zdają się gubić w tym labiryncie. Zaczynają mówić o tym, że uznanie przez Moskwę niepodległości dwóch separatystycznych, samozwańczych republik w Doniecku nie jest jeszcze aktem agresji na suwerenne, sąsiedzkie państwo"

『ミンスク協定ではドネツクとルハンスクはウクライナに属するとされているが、これらの地域は長年ロシアの分離主義者の支配下にあった。世界政治の裏側では、現在の国境をどう考えるかが議論されている印象がある。政治家もこの迷路に迷い込んでしまったようだ。モスクワがドネツクの2つの分離主義的な自称共和国の独立を認めたこと、また、主権国家である隣国に対する侵略行為ではない、と言い始めている』

国際的な取り決め、とくに国境についてはいたるところで火種があり、恒久的に確定しているものではない、という警告と読めます。世界政治の裏側ではどんなシナリオが議論されているのでしょう?

2が7つ並ぶ日は200年先です。そのとき人類の歴史が続いているでしょうか? 運よく続いていたとして、歴史家は今の時代をどのように評価しているでしょう?

因みにミンスク協定をネットで調べると、今回の紛争の根が非常に深いものだと実感します。