Hania Rani - @arteconcert's Piano Day

https://www.youtube.com/watch?v=sp3B97N67Cw&t=116s

これは２０２２．３．１．にパリのJussieuにあるパリ第６大学 (Sorbonne Université - campus Pierre et Marie CURIE)での演奏の様子である。

ここはソルボンヌ大学の理科系の学部や研究機関が入っているキャンパスである。

もう何十年前だっただろうか、筆者が初めてストラスブルグで開催されたワークショップの帰りに仕事仲間を訪れた懐かしい場所である。

当時の建物はアスベストが使われていて、建て替にいろいろ問題があったことは聞いていたが、ここに写真のような素晴らしい建物に再生しているのはとても印象的である。

ここはポーランド生まれの物理・化学学者のMaria Salomea Skłodowska CURIE （キュリー夫人）に因んだところで、ここで同じくポーランド生まれのHania Raniの演奏が行われるという洒落た企画は印象深い。

筆者が職場だった大学の物理学教室の建て替えに関わったときを思い出すと、新しい建物の中に吹き抜けを作って、そこでコンサートが聴ける形が望ましいと思ったが、実際はそういう風には事は運ばなかった。このセンスの良い建物が大学の研究室の建物としてでき、その中の日常のスペースで、この音楽がさりげなく流れる素晴らしさはとても羨ましい。

彼女の紺色の上着の背中に、黄色の「ウクライナ」の文字があることも印象的である。